妊孕性温存〜卵子凍結採卵1回目レポート〜

2021/07/15

乳がん 妊孕性温存


抗がん剤治療の前に妊孕性温存として卵子凍結をすることになり、注射打ったりしてました。
卵子凍結って何?って方も、こちらの記事から見ていただけると嬉しいです。

妊孕性温存がはじまりました

乳がん告知から約1ヶ月。 ようやく治療方針が決まり、まずは妊孕性温存に向けての治療が始まりました...

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今回はその続き。
予定よりも少し早く採卵をすることになりました。
しかも、2回することになりそう。

2回採卵をする経緯

卵巣を刺激する注射を打っていました。
そこで、本当は複数の卵子が同時に育っていて欲しかったんです。

しかし、私の場合はひとつの卵子だけが育ちました
そのまま、身体が排卵モードになってしまったのです。

ひとつだけ育った状態だと他の卵子たちが育ちにくくなります。
その育った卵子も凍結したいのですが、排卵してしまった卵子は採取できません。
なので、排卵前にその卵子だけを採ることに。
それが今回、1回目の採卵です。

その後からもう一度卵巣を刺激して、育った卵子たちを採取します。
それが2回目の採卵です。

事前準備

前日

診察にて卵子がひとつだけ育ってしまっていたことが発覚。
もう次の日に採卵することが決まります。

採卵に向けて、この日は排卵を促して卵子を成熟させる注射を打ちました。

同じく卵子を成熟させるために、点鼻薬ももらいます。
これは帰ってすぐと、時間をおいてもう一度使うよう指示されました。

ややこしいけれど、卵子は成熟させたいのですが、排卵されてしまってはいけません

排卵を止めるための座薬をもらいました。
これを決められた時間におしりに入れます。
何回か入れるのですが、私は早朝の時間も指定されたので、この時間に起きるのがちょっと大変でした…

当日

座薬のために早朝に起きるところからスタート。
そこから病院に行くまでに時間があったので、少し寝てました。

ごはんは指定された時間までに済ませます。
他は飲食、服薬の制限はありません。

服装は内診や施術があるので、下半身が着脱しやすいようにすると良いと思います。

病院へ

診察

内診で、排卵されていないことを確認します。
確認ができたら、そのまま局所麻酔をかけてもらいました。

麻酔が効いて施術の時間になるまで、しばし待機。

採卵

簡易的な手術室のような所に案内されました。

服は下半身だけ脱いで、台に横になります。
内診と同じように、台に脚をのせてガバっと開きます。
そのまま腕に血圧計、指に心拍数を見るもの?を着けられました。

そして膣内を消毒されるのですが、ここから、ガッと開かれている感じになります。
ジャージャー流されているのはわかりました。

そこから何をやっているかは見ていません…
見れる状況か確認することも忘れていました。

痛くて。

膣内の麻酔はかけてもらっているのですが、そこから卵巣に向かうまでの道のりは麻酔がかかりません。
一度チクッと刺される感覚(少しだけ痛い)があってからは、内診とも違う、もっと奥側をゆっくり結構な圧で押されている感じ。
皮膚を切ったり針を刺したりするようなギリギリした痛みではありません。
まさに鈍痛という言葉がぴったりです。

我慢はできるんたけど、ずっと鈍痛。
顔はしかめてしまうくらい。

サイトではほとんど痛くないって謳っている病院も多いし、実際そういうところもあるのかもしれないけれど、私はガッツリ痛かったです。

ずっと「あー…いたぁ…い…」とか言ってました。
「痛い」って言うと、お医者さんも看護師さんもみんなで「痛いねーがんばってー」って励ましてくれます。
手もさすってくれたり。
手を止めてくれるわけではないですが、言うだけでも発散になるし、励ましてもらえるので「痛い」って言うのはオススメ。

止血でまた圧を感じて、スポンッと器具を抜かれて、おわり。
ひとつの卵子が育っていると言われてましたが、実際は3つ採卵できたようです。

ちゃんと時間は見れていませんが、30分くらいだったような。
次回はちゃんと見ておきます。

この時点ではガーゼを詰められています。

安静タイム

車椅子で産婦人科まで運ばれました。
局所麻酔なので歩けるのですが、痛いし血は出るかもで助かりました。
車椅子で運ばれるのもあまり無い経験なので不思議な感覚。

ベッドでしばらく横になります。
1時間くらい。
私は部屋が涼しかったのでタオルケットをもらい、くるまって生理痛のラスボスみたいな鈍痛と戦っているうちに、気付いたら寝てました。

休んでいるうちにほとんど止血され、痛みも多少ですがマシになります。

最後に、止血のガーゼを取って、不正な出血がないかを確認します。

次回以降の予定を確認と採血をして、おわり。
1回の採卵で終わる人は、あとは病院側で卵子を凍結してもらって、お疲れさまでした、となるんだと思います。

お会計まで含めると、病院についてから4時間くらいで終わりました。

帰宅後

当日は入浴はNG、シャワーはOK。
アルコールや刺激物を口にするのもNG。
あとは特に制約はありません。

でも痛みはけっこう残るので、なるべく安静に過ごした方が良いです。
当日中は、生理痛の中ボスみたいな鈍痛が続きます。

歩いたり、立ったり座ったりするとズーンと響く。
腰のあたりを折るような姿勢は下腹部が圧迫されるのか辛かったです。

横になって、あまり丸まらず、だらんと伸びたような姿勢が楽でした。

翌日になると、並の生理痛くらいまで痛みが落ち着きます。
全く消えるわけでは無いので、あまりガツガツ動かないつもりでいた方が良さそう。


…とりあえず今日書けるのはここまで。

私の場合はもう一度採卵をするので、それに向けて翌日からまた注射がスタートしています。
注射も痛いし、もう1回採卵すると思うとちょっと残念な気持ちになります…

また2回目の記事も書きますね。
もう勝手はわかったし、次回は採卵中も何か見れたら良いな…

追記:2回目の記事を書きました。良かったら見てください。

妊孕性温存~卵子凍結採卵2回目レポート~

2回目の採卵をしてきたので、そのレポートを書こうと思います...

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