がんちゃん

2021/07/17

乳がん


今回はちょっと軽めに。

治療方針がようやく決まって、手術の前に抗がん剤治療をすることになりました。
がんの様子を目に見える状態で観察しながら抗がん剤を使っていくためです。

その期間は半年。
もうすぐ抗がん剤の治療が始まりますが、私の左胸にがんがいる状態が、あと半年ちょっとは続くということです。

そこで「病気は友だち」という言葉を思い出しました。

もともとは双極性障害を患っているなかで知った言葉です。
鬱や双極性障害など、いわゆるメンタル系の病気って、完治の基準がわかりにくく、実際再発が多いものです。
だから、まず病気とはどういうものかを理解して、上手に長く付き合っていきましょうっていう意味だったと思います。

なんとなく、今その言葉がしっくりきたんです。
なので、自分の左胸にいる癌を「がんちゃん」と呼んでみることにしました。
「岩○」って苗字の人って「ガンちゃん」って呼ばれたりするじゃないですか。
あのノリです。

治療をしていく上で、がんちゃんのことをちゃんと知って、向き合う必要があるという意味では、メンタル系の病気ともそんなに変わらないんじゃないかなと思います。

治療の期間だって、私は手術の後にもホルモン剤の服薬が何年か続きます。
手術でがんちゃん本体とはお別れしますが、闘病という意味では、だいぶ長く続きます。

がんちゃんを嫌ったり恨んだりしても、あと半年は共存するという事実は変わりません。
嫌ったり恨んだりしても、それだけでがんちゃんが小さくなったりしてくれることはありません。

どうせ一緒にいなきゃいけないなら、良い関係を築いた方が、お互いストレスが少ないんじゃないかとも思ったり。
「もう悪いことしないでねー」「良い子でいてねー」って話しかけてます。
がんちゃんは何も言ってくれないですが。(当たり前)

そんな感じで、病気とお付き合いしていきますって話でした。



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