いよいよ乳がんの術前抗がん剤治療も目前になりました。
抗がん剤の副作用で毛という毛が抜けてしまいます。
抗がん剤が終わればいずれ毛は生えてくるのですが、それまでの期間につける医療用ウィッグを買ってきました。
探しはじめに苦戦している様子はこちら。
無事に決めた結果を書いておきます。
スリールにしました
いろいろ悩みましたが、こちらで決めました。
病院でもらえたパンフレットの中にあったメーカーです。
こうやって自分でウィッグを探し始めるまで聞いたことのない名前でしたが、とてもよかったので紹介します。
特徴
スーリールのウィッグは、もともと長め髪の毛のものを、サロンの美容師さんにカットしてもらってつくります。
既存のものから選ぶのではなくて、その人その人にあった髪型を用意してもらえるんです。
もともとの髪型にそっくりよせてもらうこともできますし、まったく違う髪型にイメージチェンジしてもらうこともできます。
ウィッグも宣伝費をカットすることで、高品質なものを比較的お手軽な価格で提供しているとのこと。
価格
2021年7月時点の価格は、120000円+税。
ウィッグの値段を始めて見た人からすると「高い!」となりそうですが、これは医療用ウィッグとしては決して高くありません。
ス○ェンソンとかアー○ネイチャーみたいな、誰もが聞いたことのあるようなメーカーだと、この倍はするのがザラ。
私がカウンセリングに行ったときは、「サイズ見てみますねー」って出されたウィッグが30万円代で苦笑しました。
ウィッグをつける期間って、1年半くらいなんです。
抗がん剤を始めたときから、抗がん剤が終わって毛が生えそろうまでで、1年半。
長めの髪型で復帰したい人はもう少し期間も長くなります。
その1年半という期間を、長いととるか、短いととるか。
それによっても、ウィッグにかけられるお金って変わってくると思います。
私は
「一生使うわけじゃないからそれなりで良い」
「でも1年半をちゃんと楽しめるクオリティはほしい」
という考え方でした。
サポート
この価格には、サイズ調整などのメンテナンスやスタイルチェンジ、脱毛前後の自毛のカットを1年間やってもらえるサポート付きです。
自毛のカットは状態が状態なだけに普通の美容院ではやりにくいもの。
何も考えずにひと通りやってもらえるのはすごくありがたいと思います。
その他
ウィッグ自体の特徴や取り扱いサロンなんかは公式サイトを見てみてください。
ブログであれこれ読むより、サイトの写真を見たり、いろんなサロンに足を運んで見比べたり試着したりした方が良いと思います。
あと考慮すべきなのは、サロンの通いやすさ。
毎週通うようなところではないですが、サイズ調整やメンテナンスは必要になるので、程よく通いやすいところにすると良いと思います。
サロンに行ってみて
何か良かったって、対応してもらった美容師さんが良かった。
ウィッグそのもののサポートはもちろん十分。
これまでに乳がんの患者さんもたくさん見てきた方で、治療や副作用全般についてもいろいろ教えてもらえたのがとても心強かったです。
まさに味方が一人増えたかんじ。
ネットから得られる情報は簡単に手に入るけど、なかなかどれが本当かってわかりにくいもの。
こういう方からの情報ってかなりありがたいと思います。
もちろんサロンによって差はあると思いますが、私が行ったところはとても良かったです。
できたウィッグがこちら
装着した写真はなかなか載せられないのですが…
色はダークブラウン、オフィスでも大丈夫そう。
長さはミディアムくらいです。
長さに関しては、短くしたくなったらカットしてもらえます。
一度短くしてしまうと長くはできないので、長めからスタートすると良いと思います。
もともとの髪型にあわせてウィッグをつくり、周りの人から病気であることを隠しやすいようにする方もいると思います。
私は逆で、普段なら絶対にやらない、維持できない髪型にしました。
仕事もリモートだし、毎日外にでるわけではないので、毎日はつけないです。
それなら、肩につくくらいのうっとおしくて我慢ができない長さにしても楽しめるんじゃないかと。
どうせ嫌になったら短く切ってもらえば良いんだし。
ウィッグをつける1年半、いつもとちがう雰囲気で楽しもうと思います。
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