抗がん剤FEC4クール副作用まとめ

2022/01/17

FEC 抗がん剤 乳がん

7月の末から、乳がんの手術前の治療で化学療法(抗がん剤)をしていました。

投与は点滴で、3週間に1度。

前半の3カ月間の抗がん剤はドセタキセル、後半の3ヶ月はFECという抗がん剤を投与していました。

そして今回、ようやく最終回の投与が終わりました。

このブログ記事では4クール目に出てきた副作用について記録しておきます。

4クールは毎日の記録はブログには残しませんが、1クールと似たような流れなので「FEC」カテゴリの記事をご覧ください。

前回、3クールのまとめはこちら。

抗がん剤FEC3クール副作用まとめ

7月の末から、乳がんの手術前の治療で化学療法(抗がん剤)をしていました...

catssilvervine.blogspot.com

出た副作用について、それぞれ点滴を打って何日目に出たか、どういう症状だったかを書いていきます。

あくまで一例として見ていただければと。

文の使いまわしが多いのはご容赦ください。

アレルギー反応

点滴をした夜に、喉の腫れが気になりました。

その日のうちには収まって、生活には支障がでない程度の弱いもの。

強くアレルギー反応が出る人は、点滴中や直後には反応が出るようです。

吐き気

点滴当日の夜から8日目にかけて。


吐き気止めの効果が薄れてくるのか、当日の寝る前くらいには胃がムカムカしています。

翌日からは常に強めの車酔いになったような感じ。


臭いや疲れなどちょっとしたきっかけでオエッとなります。

そして電車移動している時にスマホをいじっていると気持ち悪くなる。


この状態が1週間ちょっと続くので、けっこう辛いです。

味覚の変化

2日目から始まって、9日目にはおさまっていました。


真水の味が受け付けなくなるのは分かっていたのではじめから手を付けませんでした。

うがい薬のハチアズレ顆粒をもっと変にしたような味になります。


前回発見した酢飯の安定感に今回も助けられました。

納豆巻きやいなり寿司など。


甘いものも安定して食べられました。

アイスやゼリーは美味しくて、オレンジジュースで水分補給をしていました。

お茶、コーヒー系が飲めなかったのでかなり救いになりました。

あとはジャンキーな味のもの。

ポテトチップスとか、カップ焼きそばとか。

この味覚が変な状態がしばらく続いたのですが、一度駄目だったものは吐き気が治まるまで怖くて試せません。

なんとかく気分も良くなったころに試して、味覚が戻ったことを確認する感じです。

食欲不振

味覚が変わるのにつられてどうにも食べようという気が沸かなくなりました。

吐き気と味覚の変化が合わさって、食に対してすっかり消極的に。

流石に食べないわけにはいかないので、時間になったら食べられそうなものを機械的に食べる、という状態でした。

この食に対して消極的な状態がなかなかにメンタルに響きます。

便秘

5日目は排便がありませんでした。

今回はマグミットを飲まないうちに解消されました。

整腸剤としてもらっているミヤBM錠が良い具合に効いたのかもしれません。

下痢

便秘が解消された直後は軟便・下痢傾向。

元々軟便傾向なので、100%副作用とは言い切れないのですが。


ドセタキセルの時から引き続き整腸剤を処方してもらって服用しています。

これのおかげでかなり症状は抑えられてます。

倦怠感

4日目から8日目にかけて。


食欲不振と相まって気力が足りず、身体が重い。

1日中ベッドに貼りついている状態で、日常生活もほとんど成立させられません。

デカドロン錠の覚醒の力も空しく、どんどん無気力になっていきました。

8日目からだんだん倦怠感は抜けていきました。

切り替わりがわかりやすいです。

脱毛

1クールからずっと続いています。

毛根には抗がん剤が遅れて回ってくるのか、17日目頃から明らかに抜ける量が増えます。

4クールを終えて、FECを始めた頃よりは全体的に薄くなったような印象です。

眉毛と睫毛は入れ替わりで生えてきています。まだまだ短いですが。

爪の変化

2クールから出ている症状です。

これはFECの副作用というより、ドセタキセルの副作用が遅れてやってきたものかもしれません。

足の爪が黒くなって、親指に関しては巻き爪になってしまっています。

今のところ回復の兆し無し。

一応皮膚科では「抗がん剤の投与が終わったら徐々に治る」と言われているので、気長に待とうと思います。

血管痛

FECはかなり血管に刺激が強いようで、点滴中にも痛くなるのですが、とうとう目に見えて血管が黒く、触ると固く、痛むようになってしまいました。

点滴直後だけではなくこの状態が今もずっと続いています。

間違って傷んだ血管を圧迫してしまったのですが、その部分だけ見事に腫れてしまいました。

腕まくりをするときなど、生活する中でも気を付けないといけませんね。

まとめ

FECの4クールでも、やはり吐き気・味覚の変化が辛かったです。

最初の1週間を乗り越えれば、多少の副作用は残りますが、過ごしやすくなりました。

最初にも書きましたが、この4クールで抗がん剤の治療は一旦終了。

振り返ってみて、やっぱり辛かったし、長かったです。

投与されて最初の1週間が辛くて、1日1日が本当に長かった。

幸い2週目以降はわかりやすく回復できていたので、過ごしやすい方だったとは思いますが。

その後の検査で、がんが小さくなっていることを確認できたので、本当に頑張れて良かったと思いました。


今後抗がん剤については、終わったから書けることを書いていけたら良いなと思っています。

ぜひ、またお付き合いください。


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