乳がんにおけるMRI初体験の記録

2021/06/20

乳がん


前回までの記事で、検査を受け、乳がんと宣告されるまでの様子を書きました。
今回は詳細にがんの様子を見るためにMRI検査を受けてきたのでその記録です。

いろいろ書いていますが、あくまで乳がんの検査の一例ということで読んでいただければと思います。

MRI検査とは

難しい言い方をすると「核磁気共鳴画像法(かくじききょうめいがぞうほう)」というようです。

いろいろなサイトを見てみましたが、「強力な磁石を使って、体内の状態を画像にする検査」ということしかわかりませんでした。
詳しく知りたい方は調べてみてください。

強力な磁石を使うので、体内にペースメーカーなどの金属がはいってる方は受けられません。
似たような検査でCT検査がありますが、CT検査ではX線が使われるため放射線被曝があるというデメリットがあります。

それぞれ得意・不得意、メリット・デメリットがある検査ですので、お医者さんの指示に従ってください。

MRIを受ける目的

私の場合は乳がんの状態を見るのが目的です。

主にがんがどこまで広がっていて、どこまで摘出する必要があるのかを見極めることを目的としています。
造影剤を使用することによって、がんの悪性もある程度わかるようです。

検査の流れ

事前準備

食事や服薬という意味では特に気にすることはありません。
普段通り行いましょう。

あらかじめ問診票を渡された場合は忘れずに記入しておきます。

私の場合は、耳にたくさんピアスがついていて、それを外すよう指示がありました。
実際はどうしても外れないものがありましたが、病院で金属探知機に引っかからなかったので付けたままで大丈夫でした。
ピアスの材質はチタン。
磁石に反応する金属だと確実にアウトでした。

女性の場合は、メイクもしないよう指示されます。
乳がんの検査の場合うつ伏せになるので、いずれしない方が良いかと。
整体やマッサージを受けるときのようなイメージです。

受付~準備

受付をすませたら、放射線技師の方に問診票を渡します。

そして着替えです。
全身検査着に着替えるので、脱ぎやすい格好で行くと良いと思います。
コンタクトレンズやアクセサリーなど、外せるもの全て(ショーツ以外)外すことになるので、そのつもりでいてください。

そして看護師さんに造影剤の注射を打たれます。
正確には、この時点では針を刺されているだけの状態です。

検査中肘をまげる体勢になるので、肘より下の血管に針を刺されます。
私の場合はなかなか血管が出てこなかったので、手の甲に刺されました(痛い)

検査室へ

金属探知機で身体に金属が残っていないかを確認して、検査室に案内されます。
大きなトンネルのような機械が目に入って、「おおー」と言ってしまいました。

MRIでは仰向けで検査を受けることが多いようですが、乳がんの場合は立体的に撮影するためにうつ伏せです。
胸のあたりは空いていて、そこに乳房をぶらーんと落とす感じ。
細かい調整は看護師さんがしてくれるので、されるがままです。

そしてヘッドホンをつけられます。
これはしっくりくるように調節しておいた方が良いです。

検査

緊急時用の呼び出しブザーを握らされて、トンネルの中に吸い込まれます。

検査の間、なるべく腹式呼吸ですごします。
できる範囲でで大丈夫そう。

そしてヘッドホンをつけられた理由がすぐにわかります。

音がすごい

ずっと超大音量のブザーのような音を浴びている状態。
「工事現場のような」と形容される場合もあるようですが、機械が動いている音も大きくて本当にそんな感じ。

事前に閉所恐怖症じゃないかとかも確認されますが、そんなことより音が怖い。

慣れてきたころに、あらかじめ打っておいた注射から造影剤が入れられます。
なんとなく血管が冷たくなる気はしますが、特に痛みとかは無し。

そしてしばらくまた音を浴びて、検査終了。
全部で30分ちょっとでした。

検査のあと

造影剤でアレルギー反応が出る人がいるらしく、様子をみるために20分くらい検査室の前で待機します。

特に反応がなければこれで終わり。
検査着から着替えて、お会計をして、終了です。

病院についてから検査が終わるまでで、1時間半くらいでした。

検査の後も食事等の制限はありません。
私も検査直後に普通にご飯をたべました。


音の大きさにそこそこ疲れていましたが、今後何回かMRIを受けることがあるようなので、ちょっと残念な気持ちに。
次からも心して臨みたいと思います。

そんなMRI初体験でした。

このあと、PET/CT検査も受けてきました。
良かったらそのレポートも見てください。

PET/CT初体験の記録

前回の記事で書いたとおり、全身の検査をすることになりました...

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