乳房の全摘出手術で入院をしていましたが、退院しました。
この記事では、ざっくり一日の流れを記録していきます。
3日後からはあまり変化がなかったので、まとめて。
病院によって多少変化すると思うので、ご参考まで。
これから入院する人のイメージ作りのお手伝いができれば嬉しいです。
手術当日の記録についてはこちらをご覧ください。
今回の入院は、乳がんになった左乳房の全摘出の手術が目的です。このブログ記事では、手術当日の1日の流れを...
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6:00 起床
電気が付いたところで起床、ねぼけたまま朝の検温です。
看護師さんが見回りに来て、検温の結果と前の日の排泄の回数を聞かれます。
あとはドレーンの排液を抜いてもらいます。
8:00 朝食
私は朝が苦手なので、見回りから朝食までの間は寝ていることがほとんど。
食事については給食みたいだなという印象でした。
朝食が選択できるようになってからはパンを選ぶことが多かったです。
9:00 回診・見回り
1日に1回、乳腺外科の先生に傷の状態を見てもらいます。
術後は傷にテープを貼られていましたが、1週間で剥がされました。
ここら辺は病院によって方針が違うと思います。
看護師さんの見回りでは、朝食をどれくらい食べられたかと、飲む薬があれば飲んだかの確認があります。
12:00 昼食
唯一麺類がでることがあったのが昼食です。
これも給食みたいな感じ。
14:00 見回り
昼食がどれくらい食べられたかと、服薬したかの確認、検温もするので、その結果の確認をします。
18:00 夕食
一番がっつりしたメニューが出るのが夕食でした。
病院食は味が薄いと聞いていましたが、思っていたよりはしっかりした味で食べやすかったです。
私は術後も食欲がしっかりあったので、毎回完食してました。
19:00 見回り
夕食をどれくらい食べたかと、服薬したかの確認、検温の確認があります。
22:00 見回り・消灯
私は寝る直前に飲む薬があるので、その確認をされて、そのまま消灯。
スマホの光を出すのもはばかられる感じだったので、大人しく寝ていました。
その他
基本的な1日の流れはこんな感じでしたが、他にもちょこちょこ、リハビリ指導だったり、リンパ浮腫についての説明だったり、退院後の生活についての指導だったりがあります。
そんなに長くかかるものではありません。
自由時間
これらの決まったスケジュールを除いて、あとは自由時間です。
ひとつひとつのイベントはとても短時間なので、かなり自由時間があると言えます。
暇つぶしができるように用意はしておかないとかなり苦しい。
私が暇つぶしで何をしていたかは、また別の記事で書きますね。
ドレーン
術後はドレーン(傷から排出される液を外に出す管とパック)をぶら下げたまま生活します。
実際には、常に脇から管が出ていて、小さいポシェットをぶら下げて、その中にパックが入っているという状態です。
生活しながら引っ掛けたり落としたりしないかを気をつけることにはなります。
このポシェットをぶら下げている状態にも案外慣れるもので、特に何も気にすることは無く寝られるようになります。
シャワー
朝の洗顔はずっと朝用パック(サボリーノ)を活用しました。
洗面台に行かなくて良いからとても便利でした。
初日の手術前日に全身シャワー、2日目の手術当日はシャワー無しで身体を拭いてもらいました。
3日目は特に指示が無かったので、持ってきていた身体拭きシートで全身をふきふき、顔はサボリーノ。
4日目は下半身だけシャワーOKになりました。
ドレーンとポシェットは濡らしても大丈夫な素材だったので、ぶら下げたままです。
顔は洗面台で洗いました。
5日目以降はドレーンが刺さっている部分を保護するテープを貼ってもらえて、そのまま全身シャワーができるようになりました。
傷とドレーンのあたりはボディソープをよく泡立てて、その泡でやさしく洗います。
9日目に傷のテープも剥がされましたが、全身シャワーOKなのは変わりませんでした。
ここら辺も病院の方針によるかもしれません。
シャワーの時間は決まっていなかったので、私は夕食後すぐの誰も使っていない時間に浴びて、そのままフェイスパック、のんびりリハビリとリンパドレナージをやる流れになっていました。
退院
私は14日目に退院でした。
排液の量が一定の値未満になった翌日で退院だったのですが、リンパも取ったからかなかなか減らず、言われていたMAXくらい入院していました。
12日朝でクリアしたけど様子を見て、13日朝も排液の量をクリアしたのでドレーンを外してもらえて、翌日には退院でした。
ドレーン付きの生活にも慣れていましたが、やっぱり無くなると身軽になります。
当日の朝はドタバタで荷物をまとめて、10時過ぎには退院でした。
入院中のメンタル
基本的にはのんきに過ごしていたのですが、11日目あたりから「おうち帰りたい」モードが発動してしまいました。
一人暮らしなので帰ったところで待っている家族がいるわけでもなく、ただ人間が嫌いでキレまくる蛇がいるだけなんですけど。
これはまずいんじゃないかってところまで沈んで、最後の数日は食後にリハビリだけやって、ほとんどベッドで横になり、何も考えずに見られる動画を見てやり過ごしていました。
落ち込むと塞ぎ込むタイプなので、特に誰かに訴えるでもなく。
入院生活が嫌になったというよりは、なかなか排液が減らないことから来る焦りだったり、慣れた環境に戻りたいという思いだったんだと思います。
退院できた今は落ち着いているので、やっぱり焦っていたのかなと。
感想
ある程度整ったリズムの中で、食事も出てくるし、家事なんてなにもしなくて良い生活というのはなかなかに快適でした。
でもやっぱり、家ほど落ち着く場所も無いんだなと実感しました。
一度経験しているので次の機会があったらそれなりに備えられますが、やらなくて良いならやりたくない。
とりあえず退院になって本当に一安心ですが、これで治療は終わりではありません。
3月頭に病理結果が出るので、その結果から今後の治療が決まります。
ひとまずしばらくは休息。
リハビリをしながら、ゆっくり過ごしたいと思います。
Twitter → @777_Kanata
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